2011-10-24 なぜアミを持つか おもったこと メモ 淋しさが、幼い彼女を盲目にしている。 いちばん気付いてほしいその人もまた盲目で、 今日もいいこにしていてねと彼女の頭をなで家を出る。 なにかが足りないと彼女は常に思っている。 それを探すために夢の中をさまよう。 それはきっと、見つけたらすなおに自分のものになってくれるようなものではないと彼女は思い、 家にある中でいちばん大きなアミをにぎる。 しかしその探し物はあまりにも漠然としている上、 淋しさに覆われた彼女はやはり盲目なので、見つけられないまま朝に捕まる。