つくる

アニメ作画・演出をする愛媛生まれの人です。色々つくるのが好きです。

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【お知らせ】パンツ展【展示】

パンツ展

POPでかわいい“パンツ”のイラスト展

11人の女性作家による、パンツをモチーフとしたグループ展です。

イラストの展示はもちろん、作家の製作したグッズの販売も行います。

わたしは新しい絵を6枚と、雑貨を少し置かせていただきます。

▼参加作家

asami・かんな・Komako・さがおうじ・NAKAHIRO・nico

ふくだるな・マキハラユカ・mizutani yui・りかちゃん・ルリ

▼4月10日(火)~4月15日(月)

12:00から19:30(最終日は18:00まで)

▼場所

高円寺 たまごの工房

〒166-0003

東京都杉並区高円寺南3-60-6

レモンの王様

映像の自由課題で、みんなのうた風のアニメーションを作りました。

秋山裕和さんの曲に合わせて歌詞をつけ、友だちに歌ってもらっています。

レモンたちの妄想のおはなしです。

 

ユーチューブ:レモンの王様

 

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作詞 ふくだるな

作曲 秋山裕和

うた 小林レモン子

 

「レモンの王様」

 

(一日の始まり 今日の王様が えらばれる)

 

赤い屋根の家の庭 はえた木がある(レモン)

大臣が目玉きょろきょろ 王様えらぶ(カモン)

 

一日ひとりの王様

いちばん大きく輝く

すっぱそうなのが いい

きいろいのが いい

 

えらばれた王様は まっかな服を着る(レモン)

丘の上のおしろの中 どんなイスすわる(ギモン)

 

ケライがはこんだごちそう

ぜんぶ たべて おひるね

ああ はやくわたしも

輝くレモンの王様に なりたい

【お知らせ】ナナゆかりの作品展【展示】

ノマ展の際にお世話になったギャラリーで、二週間の展示に参加させていただきます。

これまでにナナで展示をされた方々の作品がたくさんあります。

わたしは絵を二枚とポストカード等を置いていますが、新作ではありません~。

スペースナナ一周年記念

『ナナゆかりの作品展』

▼日時

2012年1月11日(水)~22日(日)

11:00~18:00

※最終日のみ17:00まで

※16・17日は定休日

▼場所

スペースナナ

〒225-0011

神奈川県横浜市あざみ野 1-21-11

公式サイト

http://spacenana.com

絵本「夜の友だち」解説

少し前に描いた絵本「よるの友だち」について、自分の考えを整理するために少しまとめておきます。

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女の子も、目立たない犬も、両方主役。

 

彼女は、母とふたり暮らし。

父については、なにもかもが自分より大きかったことしか覚えていない。

大好きな母は夜になるといつもどこかへ出かけてしまう。

そのたび彼女は自分の淋しさを埋めてくれるなにかを探している。

窓から抜け出し、彼女は探すが、それはなかなか見つからない。

見つかったとしても、すなおに自分のものになるはずがないと彼女は思っている。

今まで、彼女はほしいと思ったものを手に入れたことがない。

だから捕まえようと、網をもってさまよう。

夜の闇や淋しさは、彼女を盲目にしてしまって、探しものは見つからない。

 

そんな彼女にずっとついてくる犬がいる。

夜の闇にまぎれて犬はひっそりとそこにいる。

ずっと彼女を見ている。

盲目になっている彼女は犬に気付かない。

気付いてほしいと犬は思っているかもしれない。

見えないものを追いかける彼女を、犬は追いかける。

見えているのに手に入らない。

網をにぎれる手がない。伝えられる言葉がない。

そばにいて見つめることしかできない。

 

探しものが見つからないまま、彼女はいくつも朝を迎える。

明るくなれば彼女は見える。

母が帰り淋しさは消える。

彼女には母しか見えなくなる。

犬は遠くで彼女たちを見ている。

 

夜がくる。

今日も彼女は夜をさまよう。

彼女はもう世界のはてまで見たような気分になっている。

とてつもなく疲れている。

それでも見つからない探しものを、彼女はついにあきらめて家に帰る。

まだ夜は終わっていない。

明るい部屋の中に彼女はすわりこむ。

 

開けっぱなしの窓から、夜が入ってくるようだ。

夜はすぐに部屋いっぱいに広がる。

淋しさをつれてくるはずの夜に包まれて、なぜかあたたかさを感じる。

ふいに思う。

嫌いでたまらなかった夜が、実はずっとそばにいてくれた。

夜が母を奪うのではなく、母のいない時間を、夜が埋めてくれている。

そう思うと彼女はずいぶん楽になる。

思い込みにすぎなくても彼女の視界は少し広がる。

そうすると、今度は淋しそうな目をした犬が見える。その目を彼女は知ってる。

暗くて明るい部屋の中で、淋しいよっつの目がぶつかる。

おそるおそる触れるととてもあたたかい。

捕まえたりしなくても、あたたかいままそこにいる。

ずっと自分を見ている目。

自分を必要とする目。

探していたのはこれかと気付く。

網はいらず、捕まえて手に入るようなものでもない。

網を捨て、夜よりずっとあたたかな犬とくっついて、初めておだやかな気持ちで、彼女は眠る。

犬も眠る。

夜が彼らを見守っている。

 

 

すべてが考え方で解決するわけじゃないけれど、それが解決へのきっかけになることもある。

幸せなふたりで終わるけれど、ハッピーエンドじゃない気もする。

本当の幸せなんてどこにあるのか分からない。

人それぞれと言ってしまえば途方がない。

けれど幸せというものは、網で捕まえられるようなものでは、あまりないんじゃないかなあとは思う。

 

長々と文章にしたりしなくても、絵とわずかなことばで全てが伝わるようなものを作りたい。

まだまだです。がんばります。

高円寺で服を着せる

人形に服を描く

 

今日は、Pico.展のギャラリーの一角を貸していただいて、人形に服をペイントする企画を行いました。

描かせてくださった方、見ていってくださった方、ありがとうございます!

そしてスペースを提供してくださったfrankenji.さん、本当にありがとうございます。

 

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この企画をしていると、いろんな方の服をじっくりと見られて楽しいです。

そのためにやっているところもあります。

なので、描いたことのない模様や色があるとわくわくします。

 

デザインフェスタの日記を書き忘れていたことに気がつきました。

 

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frankenji.さんが、サッと描いてくださったポップです!ステキ!

 

Pico.展は、今月28日(水)まで行っています。

素敵な作家さんがたくさんいらっしゃるので、近くにお寄りの際はぜひ立ち寄ってみてください~。

 

Pico.公式サイト

http://www.frankenji.com/pico/